保険やお金、暮らしに役立つ情報をお届けするお役立ちコラム。比較検討・見直しの際に知っておきたい保険選びのノウハウが満載です。
著名な教育学者である齋藤孝氏は、自身の著書「アウトプットする力」においてアウトプットのことを「話す」「書く」「発信する」ことと説明しています。語源である英語のOutputには「出力する」という意味がありますが、それを人間になぞらえると「話す、書く、発信すること」となり、自身の考えや知識を外部に発信することを意味するとしています。
私たちは日常的にアウトプットをしています。例えば、昨日あったことを職場の同僚に話すことも、立派なアウトプットです。昨日あったことを話す際には、出来事を客観的に話すだけでなく、自分なりの言葉や感じ方を交えて話しているはずです。このように自分の考えを発信することがアウトプットです。
アウトプット力を高めて仕事や生活で実践すると、実に多くのメリットがあります。アウトプット力を高めることによって得られるメリットを列挙してみましょう。
いかがでしょうか。これらすべてが手に入ることを考えるとアウトプット力を高めることが人生の成功に直結すると実感していただけるのではないでしょうか。
次は、アウトプット力に自信がない人に共通する「あるある」も列挙しました。これらに心当たりがないか考えながらチェックしてみてください。
アウトプット力に自信がない方ほど、該当する項目が多かったのではないでしょうか。次項ではこうした問題を解消してアウトプット力を高めるための方法を紹介します。
アウトプット力を高めるために、今すぐできることを6つの項目にまとめました。1つずつで構いませんので意識しながら実践してみてください。
アウトプットには、インプットが必要不可欠です。新しい知識や情報に触れる際には、アウトプットを意識しながらインプットを心がけてみてください。
「どこで話そうか」「誰に伝えようか」「話したらどんな反応があるか」といったようにアウトプットする場面を想像しながらのインプットだと、自然にアウトプットの質が変わります。
今日やるべきことを頭の中だけに置いておくのではなく、紙やパソコンのメモ帳などに書き出してToDoリストを作成してみてください。これも立派なアウトプットで、今やるべきことが可視化され、優先順位や段取りなどを組み立てやすくなります。
会議やミーティング、商談などで人と話しているときは多くの情報がインプットされます。このときに情報をただ漫然と聞くのではなく、大事な情報はアウトプットを前提にしてメモしましょう。こうすることで情報が整理され、アウトプットを出すまでの時間が短縮されます。
学生時代、黒板に書かれた情報を書き写す作業をした方は多いと思います。ただ書き写すだけだと情報のコピーにすぎませんが、今後は何か情報を書き写す際にはアウトプットを意識して、自分なりの言葉に置き換えて「自分にわかりやすく説明する」ことを意識してみましょう。
これをすることにより理解が深まり忘れにくくなりますし、情報を整理して人に説明できるはずです。
TwitterやInstagramなどのSNSを利用している方は多いと思いますが、SNSは絶好のアウトプット場所です。「インスタ映え」を狙って写真を撮る方はInstagramで人気になることを意識して写真を撮る(アウトプット)わけで、こうした習慣はアウトプット力を鍛えてくれます。
SNSに過度にはまり込むのは本筋からずれてしまいますが、日記の代わりにSNSを利用してみるのはいかがでしょうか。SNSなのでほかのユーザーとの交流が生まれることもあり、アウトプットの練習にもなります。
6つ目は少々毛色が異なります。あえて何もしないでぼーっとする時間を持ち、リラックスできる時間を作りましょう。多忙な日々を過ごす現代人は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込み、集中力を低下させています。集中力が下がるとアウトプットの質にも悪影響を及ぼすので、たまには休む時間が必要です。
仕事がデキるようになりたい方に向けて、アウトプット力を高める6つの方法を詳しく解説しました。今すぐできることばかりなので、まずはひとつつずつぜひ実践してみてください。