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打ち込み事故で高額賠償金? 月イチゴルファーでも起こりうるゴルフ中のトラブルとは

「自分は平気!」と思っても……ゴルフに潜む危険な事故

広々とした場所で体を動かし、つい開放的な気分になりがちなゴルフ。高齢になっても楽しんでいる愛好者も多く、安全なスポーツと思われがちですが、実はゴルフのプレー中に思わぬ事故が起きるケースは少なくありません。

例えば「ボールやクラブによる事故」では、周囲を確認せずに素振りをしてクラブがほかの人に当たったり、スイング中にぎっくり腰になったりする等も考えられます。また、甚大な事故につながりやすいのが「ボールの打ち込み」です。前の組がまだプレー中のところに打ち込んだり、打ち損じて隣のホールに飛んでしまったり、それでボールがほかの人に当たりでもしたら、命を落とす事故にもつながりかねません。

そのほかにも、林の中等足場の悪いところやバンカーの段差で転倒したり、カートの運転を誤って事故を起こしてしまったり、ゴルフ場ではさまざまな事故が起こり得ます。さらに、外科的事故だけでなく、脱水症状や熱中症、心筋梗塞等の内科的事故もあるでしょう。安全と思っていたスポーツでも、意外とたくさんの危険が潜んでいるのです。

万が一、事故の当事者になった時に怖いのは……

ゴルフ場で起こるさまざまな事故。その中でも特に怖いのは、他人にケガを負わせてしまうことではないでしょうか。なぜなら、そのケガの重さによって多額の賠償金が発生しかねないからです。例えば、打ち込んでしまったボールが誰かの頭に直撃し、死亡したり重度の障害が残ってしまったら、その人の年齢や職業等によっては数千万円から億を超える賠償金が生じることも考えられます。

確かに、そんなに大きな事故が頻繁に起こるとは思えないでしょう。けれど、可能性は決してゼロとは言い切れません。その中に賠償責任が生じるケースが多く含まれると考える方が自然ではないでしょうか。

例えば、実際に身の回りで起こった出来事ですが、知人がカートの後部座席に乗っている時、下りのカーブでカートから落ちてしまい、足を骨折したそうです。その時は、自分がしっかりつかまっていなかったのが原因ですが、手術や2か月近くの入院費用等が負担になりました。もし自分の落ち度で人にケガをさせれば医療費だけでなく休業損害や慰謝料等も賠償しなければなりません。

また、ゴルフに関する事故での賠償請求の中には、ケガに対するものだけでなく、ゴルフ用品に対する賠償請求も考えられます。例えば、カートで荒い運転をしてゴルフバッグを落としてしまったり、カートでゴルフクラブを轢いてしまったり、明らかに自分の過失で他人のゴルフ用品に損害を与えた時は、当然賠償責任が発生します。しかも、ゴルフ用品の中には高額なものも少なくありません。またゴルフでは自分が損害賠償する被害者が一緒にプレーしている友人や知人の可能性もあるため複雑なトラブルになりかねないのです。

実は気軽に入れる? 加入しておくべきゴルファー保険とは

ゴルフ場で起こるさまざまな事故と、それにともなう賠償責任。ただ、そんなことを考えながらプレーしても、心の底から楽しむのは難しいですよね。そんな時に強い味方になってくれるのが、ゴルファー保険です。

一般的なゴルファー保険の補償内容は基本的に次の4つ。

  • 自身のケガ
  • 第三者に対する賠償責任
  • ゴルフ用品の損害
  • ホールインワン・アルバトロス費用

まず、「自身のケガ」では、ゴルフ場やゴルフ練習場の敷地内で、プレー中にケガをしてしまった時に受けられる補償で、死亡・後遺障害、入院保険金、通院保険金や手術保険金等を受け取ることができます。

次に「第三者に対する賠償責任」では、ゴルフ中に他人にケガをさせたり、他人の物(ゴルフ用品、またスマホ、腕時計等も含む)を壊してしまったりした時等に受けられる補償で、保険の種類によって、賠償金額が無制限のものや最大1億円までカバーしてくれるものもあります。

3つ目の「ゴルフ用品の損害」については、ゴルフ場やゴルフ練習場の敷地内で、ゴルフ用品の盗難に遭ったり、ゴルフクラブを破損してしまったりした時に受けられる補償です。ただし、故意にゴルフ用品を壊すほか、自然消耗や自然劣化の場合、置き忘れや紛失は補償の対象にならないので注意しましょう。

最後の「ホールインワン・アルバトロス費用」は、ゴルファー保険特有のもので、オプションとしてこの補償が組み込める保険があります。若い方には馴染みがないかもしれませんが、ゴルフの世界では、ホールインワンやアルバトロスを達成した時、自身でパーティーを開いたり、記念品を知人に贈ったりする慣例があります。その時、この補償が付いたゴルファー保険に加入していれば、限度額の中でパーティーや記念品の費用を負担してもらうことができるのです。ただし、この補償を受けるには条件があり、キャディや同行者以外の第三者による証明や動画での証拠の提出が必要です。

このように、ゴルファー保険に加入しておけば、ゴルフ中に起こるさまざまなトラブルをカバーすることができ、安心してプレーに集中できるでしょう。

しかも、ゴルファー保険の保険料はそれほど高額ではなく、例えば東京海上日動のゴルファー保険なら年間5,500円から。さらに、もし団体保険等で加入できるなら団体割引が使える場合もあるので、より気軽に加入することができます。

ゴルフ中に起こりうるさまざまなトラブルを気にせず、心の底からゴルフを楽しみたいのなら、ゴルファー保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか?

以上

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