JP損保サービス
しっとくたよりり便知っ得保険に関する豆知識をお届けします

保険やお金、暮らしに役立つ情報をお届けするお役立ちコラム。比較検討・見直しの際に知っておきたい保険選びのノウハウが満載です。

保険の見直し、プロがすすめるベストなタイミングとは?

まずは加入している保険の内容を把握する

保険の契約をした時には内容を理解していても、その後忘れてしまっている場合があるので、まずは加入している保険の内容を把握・確認しましょう。把握しておいたほうが良いのは主に以下の3つです。

●1:保障内容

ご自身が亡くなったとき、病気やケガで入院や手術をしたとき、がんなどの特定の病気になったとき、働けなくなったときなど、どのようなときに保険金や給付金をいくら受け取ることができるのかをまず確認します。

●2:保障の期間

次にその保障がいつまで続くのかを確認します。一生涯保障される場合や契約から10年間、あるいは60歳まで、といった一定期間の場合など、契約内容によって期間はさまざまです。

●3:保険料

保険は長期間保険料を支払っていく金融商品の一つです。毎月・毎年支払う保険料の他、いつまで支払うのか、総額いくらの保険料を支払うのかといったことも合わせて確認をします。

■保険を見直し、プロがすすめるベストなタイミング

このように保険の内容を確認した後に、加入している保障内容で十分なのかを検討していきます。必要に応じて、主に次の3つのタイミングで保険の切り替えや見直しを行っていきましょう。

●1:ライフイベントの発生時に見直しをする

-結婚

結婚をすると、独身のときとは違い配偶者との生活を守っていく必要が生じます。ご自身が亡くなった場合や病気やケガで入院した場合にも、その生活が守れるように保障を準備していく必要があるのです。

-出産

出産によって家族が増えた場合には、子どもの生活を守る必要も出てきます。ご自身に万が一の事があった場合にも、家族が変わりなく生活ができるように保障を見直すケースもあります。

-転職

転職をすると、それまでの社会保障や福利厚生の内容が変わる場合があります。保障が手厚くなれば問題ありませんが、手薄になってしまった場合には追加で保障を準備することも検討する必要があります。

-マイホーム・自動車の購入

マイホームを購入するときには、ローンの契約者は「団体信用生命保険」に加入するケースが多いです。ローン返済中に亡くなったときなどに、その後のローン返済が無くなる保障ですので、加入している保険の死亡保障との重複が気になるという方もいます。

賃貸住宅であれば、万が一の場合でも残されたご家族が家賃を払い続けていけるよう、家賃分も保障内容に含めて生命保険の保障金額を決める必要がありますが、マイホームを購入して団体信用生命保険に加入しているのであれば、その分を差し引いた額を保障金額としていいということになります。

また、自動車ローンの場合、ローンの契約者に万が一のことがあっても残された家族が残債を支払い続ける必要があります。自動車ローンを契約した場合には生命保険の保障内容を大きくし、逆に完済した場合には保障内容を小さくしましょう。

-定年退職

例えば、子どもが小さい時期は大きな死亡保障が必要なケースもありますが、子どもの自立に伴って夫婦二人の生活を送る場合には、それほど大きな死亡保障が必要とはならない場合もあります。このタイミングで保障内容を確認することで、保険料を抑えることも可能となります。

●2:レポートが送られてくる時期に定期的に相談する

保険の契約日が近くなるとお知らせやレポートなどの資料が届くことも多いです。また、新しい商品が販売された場合にもパンフレットや案内が届く場合があります。普段は保険のことを考えていなくても、このような資料が届くタイミングで加入内容を確認して、必要に応じて担当者や保険会社に定期的に相談することで、現在のご自身やご家族に合った保障の提案を受けることも可能です。

●3:家族で相談する時間を年に一度くらいは作る

保険は、自分自身やご家族に何かあったときに必要となるものなので、いざというときに役に立たなければ意味がありません。年に一度くらいはご家族で加入内容を確認して、どのようなときにどんな保障があるのかを把握しておくことをおすすめします。

大きなライフイベントが発生しなかったとしても、価値観やライフスタイルの変化によって人生設計は変わってきます。人生設計が変わるとマネープランも変わります。そのため、普段から定期的に将来についてご家族で話し合う習慣をつけておくといいでしょう。

保険は定期的にメンテナンスしよう

医療技術が進んだり、先進医療に認定される医療技術の内容が入れ替わったり、入院日数が減ったりと、リスク発生時の負担は時代とともに変わっています。これらの変化に合わせて保険のカバー内容も変化しています。

そのため、古くから加入している保険の場合、いざという時に保障の範囲や内容がずれている可能性もあります。せっかく保険料を支払っていても、いざという時に役に立たないのでは保険料も無駄になってしまうので、定期的に保障内容を見直すことが大切です。

ただし保険の見直しをする際は、現在の保障と比較して内容が良くなるのかという点はもちろん、見直し後の保険料負担はどうなるのかを確認の上、見直しをするメリットがあるかどうかを検討する必要があります。保険料は年齢と性別によって異なり、年齢が上がるほど保険料負担も増える傾向にあるので、費用対効果を確認の上で見直しをすることをおすすめします。

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